牛肉について

アメリカ産とオーストラリア産の牛肉の特徴

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日本に入ってきている外国産牛肉は、主にアメリカ産、オーストラリア産の2種類となっています。
では、この2種類の外国産牛肉には、どのような特徴があるのでしょうか。

アメリカ産牛肉の場合

アメリカ産牛肉の最大の魅力は、その安さにあります。
その為、大手外食チェーン店などでもよく利用されている牛肉で身近な存在だとも言えます。

そして、そんなアメリカ産牛肉には、約300以上の交雑種が存在すると言われています。その中でも特に有名な交雑種の特徴について紹介したいと思います。

まずは、牛肉の世界三大品種と言われているアンガス種、ヘレフォード種、ショートホーン種について。

アンガス種は、見た目は真っ黒な牛となっており、成長が早い品種となっています。
肉質としては柔らかくジューシーで霜降りの部分と赤身の部分がちょうどいいバランスとなっており、非常に美味しい牛肉になっています。

次にヘレフォード種は、見た目にインパクトのある品種で頭、くび、肩の上部、胸、体下線、下足、尾の部分は白くなっているものの、ほかの部分は濃赤褐色の2色使いのカラーになっています。アメリカで多く飼育されている品種で、まさにアメリカを代表する牛肉となっています。

そして最後がショートホーン種。
上質な肉牛として高い評価を得ているショートホーン種。乳牛としても飼育されている点が特徴になっています。

これら牛肉の世界三大品種の他にもアメリカ産牛肉には、筋肉質で脂肪が少ないシャロレー種。同じく脂肪の少ないリムジン種などがあります。

オーストラリア産牛肉の場合

オージービーフとも呼ばれるオーストラリア産牛肉。
アメリカ産牛肉と同じく価格が安い為、親しみやすい牛肉になっています。

そんな、オーストラリア産牛肉の場合、その土地の気候に合わせた品種が飼育されている事が特徴となります。
例えば、オーストラリア北部は熱帯地域となる為、アフリカやアジアなどから運ばれた品種であるボス・インディカス種が飼育されています。

一方、温暖な地域ではイギリスやヨーロッパなどから来た品種のボス・タウラス種などが飼育されています。
その他にも、アメリカ産牛肉と同様にアンガス種やヘレフォード種なども飼育されています。

・まとめ

以上のように外国産牛肉は主にアメリカ産牛肉とオーストラリア産牛肉となっており、また、それぞれ様々な品種の牛肉を飼育しています。

その為、同じように思えるアメリカ産牛肉、オーストラリア産牛肉と言っても品種によって、異なる味わいを楽しむ事ができるようになっています。

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